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選抜高校野球2017@21世紀枠出場校を予想してみた

同じ高校野球といっても夏の甲子園に比べ、やや盛り上がりに欠けることが否めない
のが春に行われる選抜高校野球です。

2017年の選抜高校野球には、秋季東京大会で優勝した早稲田実業のスラッガー清宮選手が最上級生として甲子園に登場することが確実となっていますので、例年以上に盛り上がりそうです。



■そもそもわかりにくい選抜高校野球の選考基準

選抜高校野球の出場校は、夏の甲子園が一発勝負を勝ち抜いた各県の高校が出場という極めてわかりやすい仕組みとなっているのに対し、

”各地区の秋季大会での成績に地域性を考慮”したうえで、選考委員による選考を経て、出場決定とわかりにくいものとなっています。

その地域性というのも同じ県は2校までという県レベルの地域性から、”関東と東京の配分をどうするか”、”九州地方と中国地方ではどちらを出場校の配分を多くするのか”

といった地域間における地域性まで問われますので、わかにくいことこの上なしといった感じです。

その選抜高校野球でさらにわかりにくいのが21世紀枠です。

■21世紀枠とは

21世紀枠は、文字通り、21世紀となった2001年から導入された制度です。
選考基準は、
①全国各地区で行われた秋季大会で、ベスト16以上(大会出場校が一定数以下の県はベスト8以上)の学校の中から、

②練習場所等に恵まれない環境、他校や地域に良い影響を与えているなどの理由で認められた高校を東日本から1校、西日本から1校、東西にかかわらず1校の計3校選出するという仕組みになっています。

※2007年までは2校選出、2013年第85回大会は記念大会で4校選出。



■21世紀枠出場校の甲子園での成績

2016年現在、21世紀枠で出場した高校の初戦の成績は15勝30敗と大きく負け越しており、優勝チームは出ていません。

2001年第73回選抜高等学校野球大会に21世紀枠で初出場した沖縄県の宜野座高校がベスト4に進出する大活躍をした以外、特筆すべき活躍をした高校は出ていません。

★過去21世枠で出場した高校一覧

2001 安積(福島)宜野座(沖縄)

2012 鵡川(北海道)松江北(島根)

2003 柏崎(新潟)隠岐(島根)

2004 一関一(岩手)八幡浜(愛媛)

2005 一迫商(宮城)高松(香川)

2006 真岡工(栃木)金沢桜丘(石川)

2007 都留(山梨)都城泉ケ丘(宮崎)

2008 安房(千葉)成章(愛知)華陵(山口)

2009 利府(宮城)彦根東(滋賀)大分上野丘(大分)

2010 山形中央(山形)向陽(和歌山)川島(徳島)

2011 大館鳳鳴(秋田)佐渡(新潟)城南(徳島)

2012 女満別(北海道)石巻工(宮城)洲本(兵庫)

2013 遠軽(北海道)いわき海星(福島)益田翔陽(島根)

2014 小山台(東京)海南(和歌山)大島(鹿児島)

2015 豊橋工(愛知)桐蔭(和歌山)松山東(愛媛)

2016 長田(兵庫)小豆島(香川)釜石(岩手)




21世紀枠出場校は、まず各地区で推薦校に選ばれる必要がありますが、現段階での
推薦校は、下記のようになっています。

ここからさらに地区単位で推薦校を決定、最終的に9校に絞り
その中から3校が選出されます。

■2017年 21世紀枠の推薦校の状況

北海道 12月中旬発表

青森 弘前東

秋田 横手

岩手 不来方

山形 山形南

福島 小高工

宮城 佐沼

栃木 石橋

茨城 常磐大

山梨 韮崎工業

群馬 前橋西

埼玉 川越工

神奈川 横浜創学館

千葉 中央学院

東京 都立日野

新潟 村上桜ヶ丘

長野 小諸商

富山 富山東

石川 飯田

福井 羽水

静岡 韮山

岐阜 多治見

愛知 桜丘

三重 四日市

滋賀 彦根翔陽・翔西館(連合)

兵庫 三田松聖

京都 洛星

大阪 今宮

広島 尾道商

岡山 玉島商業

奈良 高取国際

和歌山 日高

島根 大田

鳥取 倉吉東

山口 熊毛南

香川 土庄

高知 中村

徳島 生光学園

愛媛 今治北大三島

福岡 小倉工

熊本 球磨工

長崎 長崎東

佐賀 白石

大分 大分西

宮崎 高千穂

鹿児島 武岡台

沖縄 宮古総合実




毎年の推薦校をみていると私立より公立・進学校が選ばれるといった傾向があることは否めません。

また、過去、隠岐(島根)、大島(鹿児島)、小豆島(愛媛)、佐渡(新潟)と離島から選出されていますので、地理的な条件も重要なポイントになるようです。

上記の推薦校の中から、東日本エリアから1校、西日本エリアから1校

そしてエリアに無関係に1校の合計3校が選出されます。

これまでの21世紀枠での選考の傾向や今年の推薦高校の顔ぶれから
21世紀枠出場校予想してみました。

■選抜高校野球2017 21世紀枠出場校(予想)

★東日本

・横手(秋田)もしくは都立日野(東京)
※過去、東北の高校が選ばれることが多いですが他の東北の推薦
高より、成績が良いのと県立高ということが有利に働くのではないかと思います。

都立日野は都立の高校ということが大きなポイントですが、同一の都道府県から
3校は出場できませんので、都大会準優勝の日大三高次第という状況ではないか
と思います。

★西日本

・洛星(京都)もしくは中村(高知)
※過去、地元関西の高校から選ばれることが多いですが、地区大会で京都だけ
好成績を収めてないのと有数の進学校ということで洛星が有力だと思います。

高知の中村高校はかつて、部員11人で選抜に出場、旋風を巻き起こしたことがありますので
選考委員にも好感度高いのではないかと思います。

★東西かかわらずの3校目

上記のそれぞれの2番手として予想している都立日野もしくは
中村(高知)が有力ではないかと思います。

※以上はあくまでも個人的な予想ですのでご参考までにごらんください。
その後、状況に変化がありました、その都度、更新していきます。

■まとめ

21世紀枠出場校については、過去、好成績を収めていないこともあり、制度そのものを
見直すべきだという声もあるようです。

来年以降も出場校の甲子園での活躍が見られない場合は、出場枠を減らす等
何らかの改革がなされるかもしれません。

ただ、まったくなくしてしまうと夏の甲子園との差別化が難しくなりますので
明治神宮大会枠のような出場枠を拡大する等、成績のウエイトを高くするような
方向性になっていくのではないかと思います。