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空手@東京オリンピックで行われる種目と競技内容をわかりやすく説明

2020年の東京オリンピックで空手が初めて正式競技として採用が決定し、行われることになりました。

空手には、様々な流派があるうえ、同じ武道系の競技である柔道と異なり、2人の選手が試合する組手の他に”型を演武することで競う”型競技がある等、部外者にはわかりにくい面があることは否定できません。

そこで、2020年の東京大会で空手がオリンピック種目としてどのように行われるのかについて、まとめました。




東京オリンピックにおける空手は、 組手競技と型競技がそれぞれ独立した種目として行われます。

競技会場は、東京千代田区九段下の日本武道館が予定されています。

■東京オリンピック2020における空手競技概要

【組手競技】 

▼実施種目・体重別・男女別による組手(試合)
・女子
-50kg、-55kg、-61kg、-68kg、+68kgの5階級制

・男子
-60kg、-67kg、-75kg、-84kg、+84kgの5階級制
※-は以下 +は以上

▼試合内容・ルール
・相対する2人の選手が自由に攻め合い、突き・蹴り・打ちを早く、正確に、
力強く極(き)めるかの攻防

・攻撃部位は「上段(頭部・顔面・頸部)」と「中段(腹部・胸部・背部・脇腹)」

・試合時間:男子3分、女子2分

▼試合は寸止め
オリンピック種目における空手は、”寸止め”で行われます。

具体的には、攻撃が許されている相手の身体のパーツに突き、蹴りを繰り出しますが、目標部位寸前で”寸止め”され、ヒットすることはありません。

ですので、ノックアウト勝ちのようなことはありません。

この点が、試合が全てフルコンタクト(実際に相手の体を蹴ったり・突きを決める)で行われる極真空手等の流派との違いになります。

ですので、フルコンタクト空手の代表的な存在の極真空手の日本最強の選手がオリンピックに出るためには、”寸止め”ルールに従う必要があります。

▼勝敗を決める方法
1.競技時間内に8ポイント差をつけた選手を勝者とする方法

2.棄権・反則・失格があった場合にその対戦選手を勝者とする方法

3.競技時間を終了したときに取得したポイントが多い選手を勝者とする方法

4.競技時間を終了して同点の場合に判定で勝者を決める方法、の4種類があります。



【型競技】 

▼競技内容・ルール
2人の選手が青と赤に分かれて、順番に演武を披露します。

形は相手の動きを想定して、構成され創られたもので、競技では、演武する形は、世界空手連盟(WKF)が定めた形(約75種類)の中から選択し、演武します。

型競技では、技の正確さ、力強さやスピード・リズム・バランス・極めを競います。

オリンピックでは、トーナメント方式で行われ、1回戦から決勝戦まで全て異なる形を演武しなければなりません。

型競技が実際にどのように行われるのかについては、下記の動画をご覧いただければよく理解できると思います。

▼勝ち負けの基準・決定方法
通常の空手の大会では、2人の選手の演武について、5人の審判員の上げた旗(青・赤)が多い方を勝者とするフラッグ方式により行われています。

東京オリンピック2020大会では、勝敗をよりわかり易くするため5人の審判員があげた得点を合計する、採点方式も検討されています。