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藤井聡太七段の年収は2000万以下か?2019年予想5000万円の可能性も

藤井聡太七段の年収について、将棋3段(ただしアマ)で永年にわたり、プロ将棋をウオッチし続けている筆者が、プロ将棋棋士の収入源である対局料や賞金の相場や仕組みを踏まえて、わかりやすく説明します。


2018年度の藤井聡太七段の年収は、1000万以上2000万以下で確定とする理由

プロ将棋棋士を束ねる団体の日本将棋連盟は、毎年、年度ごとに棋士別賞金ランキングを公表しています。

2019年02月07日に日本将棋連盟から発表された、2018年度の棋士別賞金ランキングでは、藤井七段はランキング公表の対象となるベスト10人には入りませんでした。

2018年獲得賞金・対局料ベスト10(単位:万円)

1 羽生善治九段 7,552
2 佐藤天彦名人 5,999
3 渡辺明棋王 5,119
4 豊島将之王位・棋聖 4,722
5 広瀬章人竜王 2,802
6 高見泰地叡王 2,636
7 久保利明王将 2,598
8 斎藤慎太郎王座 2,393
9 菅井竜也七段 2,193
10 深浦康市九段 2,189

ランキング10位の深浦康市九段が2,189万円となっていますので、2018年度の藤井聡太七段の年収は、2000万以下であると推測されます。

現在、無冠の羽生善治九段が1位となっているのは、2018年に賞金額が多い竜王位を保持していたからです。

下限については、2018年に朝日杯将棋トーナメントで優勝で賞金750万をゲットしているうえ、さらに竜王戦の予選5組で優勝して賞金155万円を獲得していますので,この2つだけで約900万です。

その上に2018年10月に若手棋士だけが参加できる新人王戦で優勝して、約200万円賞金をゲットしています。

以上から、藤井七段の年収は1000万以上であることは間違いありません。

ですので、2018年の藤井藤井聡太七段の年収は、は1000万以上2000万以下で間違いないと思います。

高校1年にして、すでに年収1000万以上とは恐れいりますが、その天才的な才能からすれば、むしろ当然だと思います。

藤井聡太七段ほどの有名な棋士になれば、CM出演による収入も得られる可能性が大きいですが、ご両親の意向もあり、少なくとも高校生の間は、CMには一切、出演しないと決めているようです。

ただ、東京千駄ヶ谷にある将棋会館そばの原宿警察署からの依頼で防犯ポスターに起用されましたが、お礼程度ということで、年収には大きな影響を与えていません。

ですので、当分の間は対局料と賞金が収入の大半を占めるものと思います。


プロ将棋棋士の収入源で最も重要な順位戦とは?

プロ将棋棋士の収入源は、対局料とタイトル獲得やトーナメントで優勝した時に得られる賞金からなります。

プロ棋士にとって、対局料で重要な存在は、名人戦の予選も兼ねた順位戦になります。

順位戦は、羽生九段が所属している最高ランクのA級からB1、B2、C1、C2と
5段階に分かれています。

A級で年間を通じて1位となった棋士が名人に挑戦するという仕組みです。

藤井聡太七段は、現在C1級に在籍しています。

最もランクが高いA級の対局料は、1局あたり70万~80万になります。
順位戦はリーグ戦ですので、A級の場合、9局ありますので、順位戦の対局料だけでも結構な金額になります。

順位戦の対局料は、ランクが下がることに低く設定されていますので、C1クラス
だと20万前後と推定されています。

藤井聡太七段のC1クラスは、11局ありますので約220万円ほどの収入になります。

順位戦の対局料がなぜ棋士にとって重要かというと他の棋戦が基本的にトーナメント方式で1回負けたら終わりなのに対し、順位戦はリーグ戦方式ですので、勝っても負けても対局数が保証されているからです。

つまりプロ棋士にとって順位戦は、通常の社会人の固定給与所得に等しい存在なのです。
なので、例えばランクがBからC1に落ちたりすると逆にかなりの収入減となるのです。

獲得すると高収入のタイトルとトーナメントの賞金

将棋棋士にとって一番おいしいのは、名人や竜王といったタイトルを獲得するか、朝日杯やNHK杯等のトーナメントで優勝して、賞金を得ることです。

現在、将棋界では、8つのタイトルがありますが、その賞金額は下記の通りです。

将棋8大タイトルの賞金額

竜王戦 4320万円

名人戦 2000万円

叡王戦 2000万円

王位  1000万円

王座   800万円

棋王   600万円

王将   300万円

棋聖   300万円

また、2年連続で藤井七段が優勝した朝日杯トーナメントの賞金は約750万円です。

実際、毎年公表される賞金ランキングの上位は、タイトル保持者で占められています。
藤井七段がタイトルを獲得すれば、一挙にランキング上位に名を連ねるでしょう。

藤井七段の年収予想、タイトルを獲得すれば一挙5000万も

藤井七段は、筆者の将棋仲間の間でも”羽生九段の若いころより強い”という声が圧倒的ですし実際、去年から今年にかけてトッププロであるA級棋士との対局でほとんど勝利をおさめています。

ですので、藤井七段の実力は、タイトルを獲得できるかという段階から、もはやいつ獲得するかというレベルに到達しています。

将棋界のタイトル獲得で一番おいしいのは、竜王戦という棋戦です。

竜王戦は、読売新聞主催のタイトル戦で、将棋界では、最高峰とされる名人位と同格の扱いを受けるタイトルです。

竜王のタイトルを獲得すれば、賞金の4320万円と対局料を合わせて、一挙に5000万得ることができます。

藤井七段は、竜王戦に過去2回参加していずれも、難関の挑戦者決定トーナメントに進出していますのでタイトル獲得の可能性が十分あります。

もしかしたら、2019年中に”藤井聡太七段が史上最年少で将棋界最高位の竜王奪取!!年収が5000万円に!!”という大文字のタイトルが新聞紙上を賑わすかもしれません。

まとめ

①2018年度の藤井聡太七段の年収は、1000万以上2000万以下で確定
②2019年度に藤井聡太七段の年収は竜王位を獲得すれば5000万円台の可能性も十分ある
③藤井聡太七段は、高校在学中にCMからの収入の可能性は低い