住友商事は埼玉県羽生市における土地区画整理事業に参画、”大型商業施設整備に向けた基本合意と保留地売買契約”を2017年7月に締結しました。
計画によれば、埼玉県立羽生第一高校近くの開発予定地にスーパーマーケット及びホームセンターからなる大型商業施設を開発し、2020年夏頃にオープンする予定です。
■羽生市大型商業施設開発計画概要
・開発予定地
羽生都市計画事業岩瀬土地区画整理事業
・オープン予定
2020年夏
・出店テナント
スーパーマーケット、ホームセンター
開発予定地は、1996年に都市計画決定された「羽生都市計画事業岩瀬土地区画整理事業」(総面積:113.2ヘクタール)の一部約9.1ヘクタール。
住友商事はこのうち、約6.4ヘクタールに関し、羽生市岩瀬土地区画整理組合と約24億円での保留地売買契約の締結を完了しています。
■イオンモールやららぽーとが居ないエリアをターゲットに商業施設の開発を進める住友商事
住友商事は、このところ千葉県や神奈川県、北海道、沖縄県等、全国各地で大型商業施設の開発に着手しています。
羽生市を含む開発地に共通していることはイオンモールやららぽーとが出店していないことです。
住友商事の戦略として、”イオンモールやららぽーとが居ないエリアで質・量ともに優れた大型商業施設を開発すれば、その地域1番店になれる”と考えているようです。
■サミットストアが出店か?
住友商事は、イオンモールのようにイオンスタイルといった自前のスーパーを持たないため、出店するテナントは、地域により、かなり異なります。
大型商業施設の核店舗となる食品スーパーについては、住友商事出身者が歴代社長を務めているサミットストアが有力ではないかと思います。
実際、住友商事が開発した大型商業施設の湘南テラスモールにはサミットストアが出店しています。
■まとめ
羽生市はさほど人口が多くありませんので、大型商業施設の集客については、隣接する市からの来店も視野にいれていると思います。
大型商業施設がオープンすることで隣接する既存の商業施設に大きな影響ア与えそうです。