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ウィリアム・ ハガティ次期駐日アメリカ大使は親日派か?そのプロフィールから予想する

2017年1月20日に発足するトランプ大統領を中心とする政権は、財務長官、国防長官といった主要閣僚に加え、日本を含む中国・ロシア等の主要国の政治任用による大使の人選を進めています。

■次期駐日アメリカ大使に実業家のウィリアム・ ハガティ氏(56歳)

約3年駐日大使を務めたキャロライン・ケネディ大使の後任としては、一時期、元ロッテ監督のバレンタイン氏、共和党の若手有望株で将来の大統領候補とされるハンツマン元駐中国大使やトランプ氏の長女のイヴァンカ氏の名前も取り沙汰されましたが、ここにきてトランプ大統領の政権移行チーム幹部で実業家のウィリアム・ ハガティ氏になることにほぼ決定となったようです。

”なったようです”という表現になるのは、アメリカ上院議会での公聴会で、”駐日大使として相応しい人物か”を見極めるための質疑応答が控えているからです。

議会の承認が得られない限り、正式に駐日大使として就任することはできません。

ただ、過去のアメリカの駐日大使候補が議会で承認されなかったということはありませんので、ウィリアム・ ハガティ氏で決定と考えて良いと思います。
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■なぜウィリアム・ ハガティ氏か

トランプ大統領は、大統領選挙期間中、ことあるごとに前任者のキャロライン・ケネディ大使について、”日本で毎晩、接待漬けで安倍首相のいいなりになっている”、”素晴らしい女性だが交渉力がない”と非難していました。

そうしたことから、トランプ大統領は駐日大使について、今回はビジネスマンからの抜擢することを早い段階から考えていたのではないかと思います。

そうした背景から、交渉力のある実業家のウィリアム・ ハガティ氏に白羽の矢がたったようです。
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ウィリアム・ ハガティ氏は、テネシー州出身の実業家ですが、ブッシュ大統領時代
ホワイトハウス勤務経験がある等、政治志向の強い人物です。

■ウィリアム・ ハガティ氏のプロフィール

・出身地  アメリカ テネシー州

・生年   1960年

・出身大学 バンダービルト大学 経済学専攻

・ビジネスキャリア
ボストン・コンサルティング・グループ、トライデント・キャピタルなど米コンサルティング会社勤務を経て投資会社ハガーティー・ピーターソン社を設立

※ボストン・コンサルティング時代に、東京で3年間勤務。

・家族  クリッシー夫人 子供4人

ウィリアム・ ハガティ氏は、大統領選では、当初、共和党の最有力候補と目されていたブッシュ氏を支持していましたが、予備選で下位に低迷したため、撤退。

その後、トランプ氏を支持するようになりました。

ですので、根っからのトランプ支持者というわけではありません。

また、現在は実業家ですが、息子のブッシュ大統領時代にホワイトハウスに勤務した経験があり政治的には一貫して共和党支持というスタンスです。

元大統領選候補者のミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事と政権移行チームに入る等親しく、共和党主流派とパイプが太いとされています。

■ウィリアム・ ハガティ氏は親日派か?

前任者のケネディ大使は、新婚旅行に日本を選ぶ等、元々親日派でしたが、ウィリアム・ ハガティ氏については未知数です。

ただ、日本とは出身地のテネシー、ビジネスキャリアで深く関わりがあります。

★テネシー州と日本の関係

出身地のテネシー州は、日本企業を全米でもっとも多く受け入れています。
ウィリアム・ ハガティ氏は、北米日産等の日系企業の投資案件に携わった経験があります。

また、州の日米関係の経済機関の幹部となったことが
ありますので、少なくとも知日派であることは間違いありません。

★ボストン・コンサルティング時代に東京勤務

ウィリアム・ ハガティ氏はBCCに7年間勤務しましたが、後半の3年間は
東京勤務でした。ですので、ビジネス慣習だけでなく日本のライフスタイルについても熟知しているものとみられます。

実際、多少の日本語は話せると伝えられています。

以上から、ウィリアム・ ハガティ氏は知日派であることは間違いないと思います。

また、出身地のテネシー州と日本の関係も悪くありません。

さらに、今回、自ら駐日大使を希望したということですので少なくとも
日本に悪い感情は持っていないのではないかと思います。

ただ、仮に親日派だとしても仕事では、アメリカの国益を第一に行動すると思われます
ので、知日派でビジネスマンということで逆に交渉相手としては手ごわい存在に成る可能性が大きいと思います。
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■まとめ

前任者のキャロラインケネディ大使をはじめ、過去の駐日アメリカ大使のキャリアを
みてみると大物政治家、実業家、大統領選での大口献金者、友人に分類されます。

大物政治家では、クリントン大統領時代の駐日大使を務めたモンデール元副大統領。
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大口献金者では、オバマ大統領の1期目の駐日大使だったジョン・ルース氏。
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友人では、ブッシュ大統領時代のジョン・シーファー大使がいます。
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特にジョン・シーファー大使は民主党員にも関わらず、友人ということで共和党のブッシュ政権に仕えました。

ウィリアム・ ハガティ氏は実業家に分類されますので、トランプ政権は知名度や大物度よりも実務能力に期待して登用したものと思われます。

ケネディ大使は自分の好きな時間に直接、オバマ大統領に電話したような関係を築いていました。
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対してウィリアム・ ハガティ氏は、大統領選挙予備選の途中からトランプ氏支持に代わっただけにケネディ大使のように”ツーカーの仲”ということにはならないのではないかと思います。

元々、日本はこれまでレーガン、ブッシュ大統領の共和党政権と良好な関係を築いてきましたので、駐日大使にどんなキャリアの人物が就任するにしても、基調としては同盟にもとづく友好関係が維持されていくのものと思われます。

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