三越伊勢丹@松戸店・府中店・広島店・松山店 直営売場縮小で閉店は回避へ

三越伊勢丹HDは、中間決算の記者会見で収益見通しが厳しい状況となっている伊勢丹松戸店(千葉県松戸市)、伊勢丹府中店(東京都府中市)、広島三越、松山三越(愛媛県)の4店舗について、直営売場面積の縮小、テナントの導入等を軸とした改革を進めることを明らかにしました。




三越伊勢丹は、9月に三越千葉店と多摩センター店の2017年春閉店を発表していますが
この4店舗については、閉店は回避されたことになります。

ただ、今後、4店舗で進める経営改革を実施しても改善の見通しが立たない場合には閉店も視野に入れるということです。

今回、経営改革の対象となった店舗は以下の通りです。

★伊勢丹ブランドの店舗

■伊勢丹松戸店

・売場面積3万2,432㎡

・年商192.2億円

・松戸駅から500mほど離れていることがネック。
また、隣接する柏高島屋に客が流れている他、東京に近すぎることを背景とした
松戸市民の東京志向等により、特に衣料品の不振が続いています。

■伊勢丹府中店

・売場面積2万9,416㎡

・年商は189.1億円

・伊勢丹新宿本店から京王線で40分足らずという近さがネック。
 本来、府中店に行く層も新宿本店に流れ気味。



★三越ブランドの店舗

■広島三越

・売場面積1万5,851㎡

・年商 155.4億円

・東京では、抜群のブランド力のある三越も
 広島ではそごう広島、福屋百貨店に押され気味。

■松山三越

・売場面積2万1,420㎡

・年商 148.2億円

・今年、開店70年を迎える老舗。四国経済自体が低調なこともあり、厳しい状況。



■三越伊勢丹HDが地方の店舗の改革に乗り出した背景
今回、地方の4店舗の経営改革を明らかにした背景としては、業績の悪化があります。

11月8日に発表された中間決算では、
売上高が前年同期比5%減、営業利益が約60%減となっており、いわゆる中国人の爆買いが
一服したことで、同社の70%近い利益をあげるとされる新宿本店も不振ということです。

つまり、これまでは、新宿本店等都心の店舗の稼ぎで不振の地方の店舗の面倒をみてきたけど、もうそんな余裕はない ということでしょう。

今後、4店舗の経営改革について2017年秋以降から具体化するということです。

それぞれの地域にとってひとまず閉店ということはなくなり一安心といったところかもしれませんが、改革をしても改善しない場合は閉店を明言していますので
これから先も厳しい状況が続きそうです。




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