株で10万を1年で月収20万に!(坂本彰著)を読んでみた感想・評価

著者の坂本彰氏は、サラリーマン時代に副業として株式投資を開始。
主に割安中小型成長株に投資し、億り人になっています。

これまで、10万円から始める高配当株投資術等の株式投資ノウハウ本を世に送り出してきています。


■株で10万を1年で月収20万に!(坂本彰著)は、どんな本

株で10万を1年で月収20万に!(坂本彰著)は、株式投資のうち短期トレードではなく、業績に着目した長期投資のノウハウに関する本です。

本書では、著者が得意とする割安中小型成長株の銘柄選定のコツや高配当株の魅力
さらには、未だ知る人が少ないインフラファンドについての紹介についてふれています。
全編を通じで、著者自身の実際に行った過去の投資事例に基づいて、説明していますので株式初心者にもわかりやすい内容となっています。

特に投資対象として気になる企業の決算のどこを見ればよいか、たまたま入ったラーメン店でその美味しさに驚き、その運営会社に投資して儲けた事例等を交えており、これなら自分でも出来そうと思える内容となっています。

本の最後で著者のノウハウを踏まえた厳選銘柄を紹介しています。

■本書のポイント・特長

著者は、この本を通じて、これからは日本株の中で内需株を狙うべきだと強く主張しています。
同時にトヨタ等の大企業に投資しても資産は増えていかないことも事例を交えて紹介しています。

本書一押しの日本の内需株について、RIZAPやペッパーフードサービス、古くはセリア等の株価が10倍以上となった事例をもとに解説。

株式投資で資産を増やすなら、日本の内需関連の割安中小型成長株に絞るべきと説いています。

なぜ、成長株がよいのかについて、小売業や外食を中心に読者も利用したことのあるような企業を事例として説明しているとことが本書のポイント・特長です。

良い投資先を発見する手段として、イオンモールで繁盛している店に注目する、家電量販店に行ったら、売れ行きが良い製品をチェックする等の習慣は、今日からでも行動に移せそうです。

本書を読めば、普段何気なく利用している外食や小売業での行動が変わってくるかもしれません。

まだ、その存在すら知らない人の多いインフラファンドについて配当面からの魅力について解説している点は類書にはありませんので、貴重な情報となっています。

■評価・コメント

本書は、著者が実際に投資した事例について、そのプロセスから紹介しているところがわかりやすく、初心者にも参考になると思います。

ただ、大多数の人は株価が10倍になる前に実際には2倍から3倍程度で売却してしまうのが現状です。

ですので”株価が10倍になるまでホールドするコツ”というような内容がありませんので、ノウハウの再現性という観点から物足りなさを感じます。

本書のタイトルである”株で10万を1年で月収20万に!”は、実際問題、短期間に10倍株を複数ゲットしない限り困難だと思います。

本書の内容自体は良質だとは思いますが”株で10万を1年で月収20万”を自分でもできるのではないかと思って購入した人には物足りなさを感じるのではないかと思います。

要するに本のタイトルと内容のミスマッチが気になる本です。